女性保険とは

病気のリスクがあるのは男女ともに変わりませんが、女性には男性にはない特有の病気があります。そうした女性特有の体のトラブルに対処するための保険が女性保険です。ここでは、女性保険の概要やそのメリット・デメリットなどについて見ていきましょう。

女性保険とはどんな保険？

女性保険とは医療保険の一種で、特に女性特有の病気や体の不調、妊娠や出産に関わるトラブルへの対処を目標とした保険です。一般的には、女性保険単体での契約ではなく、医療保険と女性疾病特約がセットになっています。

女性保険のメリット

妊娠・出産時のトラブルに対処できる

女性のライフステージにおいて、大きなライフイベントのひとつと言えるのが妊娠・出産でしょう。妊娠・出産には思わぬトラブルが起きるものなので、事前にそれに対処するための方法として女性保険への加入が有効なのです。

乳がんや子宮がんに対する保証が手厚い

乳がんや子宮がんといった病気は、経済状態が不安定な20代後半くらいの年代でも罹患するリスクがあります。しかし、女性保険に加入しておけばそういった病気に罹患してしまったときでも手厚い保証を受けられるので、経済的な負担を大幅に軽減することができるでしょう

女性保険のデメリット

医療保険の二重加入に注意

前述の通り、女性保険は基本的に医療保険と女性疾病特約のセットになっています。そのため、先に医療保険に入っていると医療保険の保証内容が重複してしまうことがあるのです。そうしたことがないように、加入の前には保証内容をしっかり確認しておきましょう。

保険料が高い

女性保険の保険料は、一般的な保険よりも保険料が高い傾向にあります。医療保険のみの場合に比べると保証内容は充実しているのですが、その反面保険料も高いのです。そのため、女性保険に加入する際は家計とのバランスを考えて、ほかの保険の保障範囲で足りない部分を補うようにするといいでしょう。

女性保険の種類

貯蓄型

貯蓄型は、別名積立型ともいい、医療保障に貯蓄機能を加えたものです。貯蓄型の場合、月々の保険料は医療保障部分と積立部分それぞれを充当する形になっています。給付金が支払われる条件は保険会社によって異なりますが、貯蓄型には一般的に終身保険、養老保険、生存保険の3種類があります。

掛け捨て型

掛け捨て型は医療保険に重点を置いた女性保険です。貯蓄の給付金分が上乗せされない分、保険料が低いのが特徴です。さらに、基本的な保証内容以外にも、オプションのような形で幅広い保証内容が用意されています。

死亡保障

死亡保障は、貯蓄型にセットでついているほか、掛け捨て型にも特約として付帯することができます。被保険者が死亡したときに、遺族に対して一時金が支払われます。被保険者が世帯の主要な収入源となっている場合は、女性保険の死亡保障に加入していたほうがいいでしょう。